当時モノの消しゴムに限りませんが、汚れを落とす方法をケース別にご紹介。


1. 洗浄
ごく一般的な方法。
洗剤を使って、着けおき、もみ洗い、ブラシ洗浄などを行います。
通常は食器用洗剤で十分ですが、汚れ方によっては作業着用洗剤も使えます。
作業着用洗剤は、特濃の上アルカリ性の強い洗剤で、ホームセンターなどで購入できます。
濃いので面白いほど汚れが落ちますが、ゴムに浸透するのか、多少におい移りがある点は要注意です。



2. 消しペン
ガンダムマーカーの消しペンが使えます。
水性ペンや塗料などを落とすのに便利。



3. 木工用ボンド
木工用ボンドなんか、何に使うんだ…?
と思いきや、消しゴム清掃には実に便利なアイテム。
使い方は簡単…汚れのある箇所にボンドを薄く塗り、乾燥後に剥がすだけ。
細かい溝に食い込んだ汚れを効率的に取ることが出来ます。
ボンドを剥がしづらい場合は、爪楊枝の先で突くと浮いてきます。



4. 伸び消し等の残骸
保存状態によっては、伸び消しなどのゴム材が溶け、PVCに付着していることがあります。
これはなかなかにしつこい汚れで、洗浄で落とすことは困難です。
ただ、ゴム自体はPVCに食いつかないので物理的な方法で落とすことが可能です。

まず、指などでこすって一部の汚れかきき落とします。
ゴム材のゴミを集めることが出来たら、今度はそれを清掃に使います。
ゴム材のゴミは、集めたら丸めて練り消し状にしておくとよいでしょう。

ゴム同士は食いつく一方、PVCとゴムは食いつきません。
また、このゴム汚れは遅いせん断力に対しては伸びますが、早いせん断力では切れます。
これを利用し、練り消し状のゴムをPVCに付着したゴム汚れに粘着させ、ピッと引き剥がすと、
汚れを除去することが出来ます。


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